同時5軸の精度を簡単にチェックする方法
この動画の様に、基準ボールとテストインジケータを使って同時5軸運動の動的精度を簡単にチェックする方法を紹介します。
必要なNC機能
NC制御装置でG43.4 "工具先端点制御" が動作する必要があります。
手順
手順:1
テーブル上に基準ボールを取り付け、その中心位置をワーク座標(例: G54)に設定します。
手順:2
主軸にテストインジケータを取り付け、工具長補正(例: H1=200.0)を設定します。
手順:3
下記のプログラム例を参考にプログラムを作成します。旋回軸の軸アドレスは実機に合わせてください。
手順:4
プログラムをスタートして最初のM1 "オプショナルストップ" で停止させてます。ここでテストインジケータをゼロセットします。
手順:5
送りオーバライドを最小にして再スタートします。F指令に関わらず最大送り速度で動くので注意してください。
プログラム例
O0001(5-AXIS_DYNAMIC_ACCURACY_TEST)
G49
G54 G90 G0 X0. Y0. B0. C0.
G5 P10000
G43.4 H1 Z0.
M1 (ここでテストインジケータをゼロセットする)
G90 G1 X-12.5 F1000
M1
G90 G0 X0. F1000
G4 X1.
G90 G1 B-90. F1
C-90.
B-45. C-135.
B0. C-180.
B45. C-270.
B0. C-360.
G0 X-12.5
G49
G5P0
M30
※本プログラムの運用は使用者の自己責任でお願いいたします。本プログラムによって生じたトラブルについて弊社は一切の責任を負いかねます。本プログラムの再配布は固くお断りいたします。
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